第81回全国花火競技大会(大曲の花火)
第81回全国花火競技大会(大曲の花火)です。
実家から花火会場へ
普段なら1時間くらいの道のりですが、どれぐらいかかるだろうか、倍の2時間覚悟で出発しました。
途中、角館でババヘラアイスです。秋田の夏の代名詞です。
その後、さらに飲み物と食料とおやつを調達しました。大仙市に近づくにつれ車も混んできました。大曲手前4㎞までは順調でしたが、見事な渋滞です。高校に通っていた時の土地勘で裏道を通り、目的地付近へ。帰りのことを考え、会場までの歩き時間は多少あるものの車を出し易い駐車場に車を入れました。普通3千円ですが、下が草むらなのだからでしょうか、2千円です。途中のババヘラアイスと買い物を除けば2時間以内で到着です。
会場到着
駐車場から30分ほど歩いて会場到着です。会場となった雄物川の河川敷には、有料桟敷席が最前列にあり、工事用足場材などでスタンド席のように傾斜があります。その後に無料自由席。さらに後の堤防傾斜部分は、野球場の外野席のように板で座り易くして有料席になっています。無料自由席は、カラフルなビニールシートで今年は、昨年の全国30業者より少ない26業者になりました。心配されていた増水による会場修復も終わっているようです。一番関心するのは、トイレの多さです。親父連中は、気兼ねなくビールを飲んでいます。昨年、帰り道でパトカーに追われそうになったこともあったのでアルコールは我慢です。「ビール旨そうに飲んでんじゃねーよ!」
今年も良い天気です。雲ひとつありません。会場の放送では、熱中症に十分注意するよう呼びかけています。救急車も何度となく来ているようです。お婆ちゃん特製赤飯おにぎりとおやつ、飲み物、さらに2度目のババヘラアイスで熱中症になることもなく昼花火の時間になりました。
昼花火
やや日が傾き、午後5時のスタートです。夜花火までの時間を過ごすにはありがたいイベントです。
逆行の太陽が眩しい中、さらに明るい光の玉と煙の共演です。花火が上空で広がりますが、単純に広がるものは殆どありません。2段階に広がるものや柳と菊が一緒に開いた感じの物などです。色の付いた煙が、青空のキャンバスに絵の具をまき散らかしたように染めていきます。ゆっくりと落ちる煙がのどかです。
夜の花火の煙は、光を遮る邪魔な存在ですが、昼花火では煙が主役です。
夜花火
割物(10号2発)と創作花火(音楽に乗せて打ち上げるスターマイン)で競うものです。
割物は、たった1発の花火で何回も楽しめます。いろんなものがあります。標準的なもので、打ち上げられるとまず途中で、竹の節から出る枝のように光の足跡を残し上っていきます。そして、2色2重の花が開きます。マーガレットのようです。さらにそれを中心に2重3重の大きな花が開きます。色も開きながら変化します。ひまわりの花が7変化しているようです。花火と呼ばれる訳が判ります。
そして創作花火です。これもまた先進的な花火です。音楽に合わせることにより、日本の伝統的な間を花火で楽しむことができます。ただ、数さえ上げれば良いようなスターマインが多い中、心にしみる花火です。
大会提供花火
観客の一番楽しみにしている花火です。この花火を観るために来ている人もいます。現実、大会提供花火が終わると帰り始める人も多くいます。
土田英夫さん(大曲の花火アナンスコンクールで最優秀賞を受賞し平成4年から担当)の声が大会提供花火を伝える。民謡で鍛え上げた声は、なんとも言えない郷愁を誘う。
今年のテーマは「BEAT OF PASSION」1980年代のアメリカンポップスに乗せて6分17秒間に約2千発を打ち上げ「情熱」を表現するとのことです。静かな雰囲気から始まり、徐々に盛り上がり、オレンジの照明弾のようなもので間を取り、光の世界へと導いてくれます。今年も中央近くの比較的良い場所を確保できました。携帯電話で写真を撮れないかと試みましたが、100%幅の中央の20~30%しか入りません。日に入るところ全てが光に包まれているようです。
この花火は、「光と音、美しさの暴力」です。
フィナーレ
10号割物30連発スターマインです。「いざないの街」という壮大な曲に合わせて10号玉が、中央・左右からゆっくりとした感覚で打ち上げられます。それが曲の盛り上がりに合わせてスターマインの連続した打ち上げになるのです。大曲と言う土地の風土と「いざないの街」という曲がいい感じです。この曲とこの花火が、『来年もまた見に来てね』と言っているように聞こえるのは、私だけなんでしょうか?
花火会場から
荷物をまとめ帰ることに、会場を出るのに30分ぐらいかかりました。76万人いるのですから、それぐらいかかるのは仕方ないでしょうね。ビッグスワン20個分の人ですからね。会場の中にゴミを捨てるところがあり、ゴミを捨てて帰ります。「ゴミの持ち帰り禁止!」なんです。途中の道路に放置された場合の回収の手間を考え、ゴミ集積所があります。列車等で帰る客が駅のゴミ箱に捨てると駅の対応もできないとのことです。
さらに、本日3回目のババヘラアイスも食べました。
駐車場に着いたのは、さらに30分後でした。
帰路
9時30分終了、10:00会場を出て、10:30分駐車場到着、出発、右折しなくても帰れるように探した駐車場です。予定と違ったところもありましたが、例に寄って農道(帰路は砂利もあり)を走り高速道路を使い帰りました。
新潟に午前3時過ぎに到着しました。昨年と比べると駐車場の位置だけで2時間も違うんですね。
たぶん、来年も行くんだろうな!
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コメント
お疲れ様でした。。
去年・今年も ハイビジョンで 見ました。。
素晴らしい イベントですよね。。
ボランティア?の 交通整理も 充実していると TVで
言っていましたが F1並みに 大変そうですね。。
さすがに あれだけに 人 ですものね。。
花火は もちろん すごくて 楽しみにしている 人も
毎年 増えているのだろうと 思います。。
いつかは TVではなく 実際に見てみたい そう思わせる
花火大会でした。。
投稿: ゆっき~ | 2007.08.27 09:32
>ゆっき~さん
是非一度会場で観てください。
「感動」ってこんな事なんだと思います。
投稿: 新潟ラーメン日記 | 2007.08.27 15:46