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2007.10.05

九段 斑鳩

斑鳩 特製らー麺

東京は九段下にある「九段 斑鳩」です。
過去一度だけ食べたことがあり、東京近郊で最も好きなラーメン屋さんです。
金曜日なので東京からの帰り新幹線が遅くなるのを覚悟でお邪魔しました。
お店は、ちょっとレトロな感じのどこにでもありそうなお店です。右に厨房、中央寄りにカウンター席、右にテーブル席があります。金曜日のアフター5と言うこともあってビールを飲みながら過ごしている人もいます。
お店の入口に食券販売機があります。前回、普通のらー麺が美味しかったので、奮発して特製らー麺にしました。
厨房の中には、ドラム缶くらいの寸胴があり、子供のお風呂に使えそうです。また、厨房には3人、フロアー係が1人の4人の男性店員が働いています。そんなに広いお店でもないしお客さんの回転が良くなければ、経営的に苦しいだろうなあ、とか、ビールとかがない方がお客さんの回転が良いのではないか、なんて考えてしまいます。きんしゃい亭なんかは、公務員の給料や賞与がでた日の夜は、居酒屋状態で占領され、混んでるけど商売上がったりとか聞いたことがあります。
なんて考えていたら出来てきました。分厚く大きなチャーシューが目立ちます。しかも3枚。煮玉子の黄身の透き通り具合にも目が行ってしまいます。
麺は、普通の太さの縮れ麺です。ツルツルした舌触り、シコシコした噛み応えの中にもモチモチ感もあります。縮れも強くない縮れが自然でいいですね。
スープは、味噌汁に油が浮いたような、ちょうど豚汁のような見た目のスープです。とんこつ味です。まろやかな感じのスープですが、粉鰹らしい魚介系の風味もします。少しのトロミもあり、好みじゃないものと紙一重です。
大きく分厚いチャーシューは、軟らかですが箸で掴めない程でもなく、味は最初薄目に感じますが塩味がきっちり効いています。メンマは、程良い硬さとシャキシャキした歯応えのかなり美味しいものです。煮玉子は、黄身が透き通るように赤く味もいい感じに付いてます。海苔ものってます。
東京近郊で多いいじり過ぎたラーメンに近いものですが、誰にでもと言うのは無理としても多くの人に美味しく食べてもらえるようぎりぎりの線で進化していると思います。センスの良さを感じます。そして、斑鳩の店員の挨拶は、さりげないようで心が伝わる素晴らしいものです。880円の特製らー麺でしたが、千円以上の満足を舌と胃袋と心にいただきました。帰る頃には外に行列が出来始めています。
ごちそうさまでした。

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