麺屋 あごすけ
上越市の「麺屋 あごすけ」です。
国道18号線からジャスコを目印に市役所方向に進み、最初の信号を右折して少し進んだ右側にあります。
お店は、左側に厨房、手前と中央にカウンター席、右側にテーブル席があります。木を活かしたちょっとレトロな雰囲気と綺麗に手入れされている厨房のステンレスの反射が対照的です。19時に着きました。さすがですね、この時間でも結構お客が入っています。
メニューは、醤油・塩・醤油とんこつ・塩とんこつ・醤油背脂とそれらにチャーシューを加えたものです。お店の入口近くに、ごまから麺と書かれたものがかかっていました。でもメニューにないと思っていたら通常メニューの裏麺一面に大きく出ていました。2月末日迄ということです。29日の夜ってことは最後の最後です。これはいただくしかないってことで、ごまから麺にしました。
金曜のこの時間はカップルが多いんですね。一人寂しくラーメン食べてるの人は少ないですね。メニューのごまから麺と書かれた上のあたりに薬膳辣油と書いてます。ラー油が身体に良さそうに思えちゃいます。出来上がってきました。
ごまから麺と言う名ですが、担々麺の一種なんでしょう。担々麺をあまり食べないし興味がなかったですが、綺麗なトッピングで目から楽しめます。
麺は、他のメニューと同じ自家製麺のやや太のストレート麺です。ツルツルした触感とモチモチした歯応えはやっぱりやや細目のパスタを食べているようです。このままもう少しだけ細く縮れの入った麺も食べてみたいと思います。
スープは、ややオレンジがかった胡麻の練ったようなものが浮いた色です。胡麻の風味の軟らかいまろやかで美味しいものです。と言うのが第一印象です。後から辛味が押し寄せてきます。ラー油の辛さでしょう。滅茶辛とかじゃなく美味しさを壊さない辛さです。スープをグッと飲むとスープカレーのような錯覚も感じます。好みで使ってくださいと置かれた山椒味噌と黒酢があります。山椒味噌を少し入れて食べてみます。辛さとかは大したことありませんが匂いが辛そうな匂いになります。黒酢は、まろやかさと酸っぱさが中華風に感じます。好みだと柑橘系の酸っぱさの方がいいですね。
器の中心に綺麗にトッピングが施されています。あごすけって仕事が丁寧ですね。中心には、やや硬めで脂身の少ない角煮を一度焼いたようなものが数個あり、その上に梨か何かの果物を煮た果肉のジャム風なものがのってます。美味しい肉料理と果物の爽やかさがお互いを引き出しています。その上にナッツかアーモンドのかけらとスライスがのってます。こちらは、違った触感を楽しむことが出来ます。中央には、柚子の皮がひと片があり、爽やかな香りをくれます。横には、蝦夷菜が添えられています。蝦夷菜は今が一番美味しい時とのことです。ほうれん草なんかとひと味違う主張があります。ラーメンじゃなく皿の上にのせたらフランス料理なんかになっちゃいそうです。
レベルの高い創作麺として受け止めました。料理の基礎と味への探求心があればこそ成せる技でしょう。880円と安くはありませんが、それ以上に楽しませていただくことができました。
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