角田山提灯登山
日本唯一の山岳花火、角田山提灯登山に参加してきました。
毎年8月第3土曜日に新潟市(旧巻町)の角田山にて行われる花火大会です。
普通の花火大会との違いは観覧者は山の頂上近くまで登り、麓から打ち上げられた花火が目の前で開くところを見ることができるのです。花火が近付いてきて開く感覚は他では味わえない花火です。
午後4時に角田山登山コースの稲島コースの駐車場到着しました。通常使われる駐車場向かいの未舗装の駐車場に停めることが出来ました。
荷物の確認など準備を済ませ、少し下った受付場所の稲島公民館に移動。すでの多くの参加者が集まっています。午後5時受付け開始予定でしたが、参加者が多く5分ほど繰り上げて受付開始です。ここで住所、名前、年齢を記載し提灯(ロウソクとマッチ付き)とおにぎり引換券をもらいます。すっごく美味しい炊き込みご飯のおにぎりですが、午後6時からの出発式の後に引き換えです。ゆっくり登山したいので午後6時の出発式は断念し、おにぎり引換券ももらいませんでした。
いただいた提灯です。登山の登りは、道が登りで前方が高く照らしてくれますが、下りは提灯を使用せず降りてきます。
受付け近くに張り出されたプログラムを確認します。
97発、5号玉と7号玉が半々ぐらいです。
午後5時30分。いよいよ登山開始です。って稲島公民館からの登山道入口までの少しの登りでカメラがブレるほど息が上がっています。これから角田山(標高は481.7m)山頂手前の観音堂前広場の花火観覧場所までの登山です。この頃に来た参加者は、駐車場がなく林道や農道などへの路上駐車になっています。
登山を開始して15分の午後5時45分。花火打ち上げ場所も見られます。登山道近くのこの広場で打ち上げがされるため花火が開催される前後の時間を含み登山道が閉鎖されます。
打ち上げ場所の少し先までは、石の多い登山道です。そこからは整備された階段状の登山道になります。角田山提灯花火で使われる稲島コースは角田山登山の山頂までの最短コースで、登山者も一番多いといわれるコースです。最短ということなので、前半は急坂、後半は階段と、山歩きに慣れていないものにとってはきつい登山です。本当に小学校のハイキングでよく利用されているコースなんでしょうか。
午後6時25分、観覧場所の観音堂前広場も近くになったところで稜線に出ます。日本海側からの風で汗を飛ばします。気持ちいい。
午後6時40分、最後の階段状の登山道を一気にかけ登り、観覧場所の観音堂前広場に無事到着です。すでに多くの人達が到着しています。(ここまではコンパクトデジカメ)
一般の人は、平らになった座りやすい場所を確保しシートに座り待っています。三脚を使いたかったので座り難いのですが、斜面に場所を確保しました。なんとかズリ落ちずに座れます。近くの人達の会話が良く聞こえてきます。新潟県内の花火大会をいろいろ見ている人達のようです。どこの花火大会がどうこうって話しています。八重芯、四重芯などの割物の話もありかなり楽しんでいるようです。新潟県内では貴重な花火ファンです。新潟県内の花火大会もレベルの高い花火大会が多いと思いますが、井の中の蛙にならないようにしたいものです。
午後7時、暗くなってきました。最初にアップした写真です。(携帯電話カメラ)
この頃から出発式に参加した参加者が到着し始めます。観覧場所の観音堂前広場も通路を確保するような場所の確保になっていましたが、もう通路もなく、必要最小限以外のスペースを確保しないように係が説明しています。前方に空きがあり、みんなにもう少し前にズレるようお願いしますが動きません。今度は、右にズレるようにお願いしますが動きません。後から来た人が前や右のスペースに入るべきで係の対応にブーイング寸前ですが、係の支持に従うことってことになっているので大きな声で抗議する人もいませんが、みんなブツブツ言っています。
午後8時、辺りが暗くなると新潟市から西蒲原地区の夜景が宝石を散りばめたように浮き上がってきます。当初、午後8時15分開始予定でしたが、登山途中に体調を崩し下山する人などがいて開始時間が5分ほど遅れました。主催者の巻観光協会のあいさつがあります。これが毎年感心させられますが、適度に短い。政治家が絡まない周りの空気をしっかり読んだ挨拶です。
万歳三唱に合わせて最初の花火が打ち上げられます。昨年の記憶でカメラをセットしていましたが、花火が近いです。昨年よりも正面に上がるようになりました。
新潟ラーメン日記らしくラーメン屋さん提供の花火です。
最初に打ち上げられたはこまどりです。
次は、味の八珍亭です。以上2軒でした。
その他の綺麗な花火です。下から上がってきた花火が目の前で綺麗な花を見せてくれるんですが、5号玉に低いものがあり『もっと上がれ』なんて応援されています。また、スズブンブルーと似たパステル水色の花火も人気のようでした。たまに星の開きが疎らな物もありちょっと残念です。
午後8時48分に最後の花火が終わり下山です。1000人以上が安全に下山できるようコースに入る人を制限しながらの下山です。下山の列に午後9時頃並んで下山開始が午後9時45分頃です。トロトロしたペースです。下山を開始したときには今日中に下山できるかなと思うほどです。やがて多少ペースが上がりますが遅いです。階段の登山道を過ぎ、広い場所では遅い人を越すことも出来るようになります。下山して解かったのですが、ライトなど照明機器を持たずに携帯電話のLEDで降りてる人、ヘッドライトを使っているが電池消耗して全然明るさの無いもので降りてる人、著しく遅い年配者、著しく遅い子連れなどが、先に帰ろうと降り始めて後の人に道を譲ることもなく道を塞ぐ格好になっていました。角田山提灯登山も最高の花火大会ですが、登山との意識のない人はご参加をご遠慮下さい。ってな制限が必要かな。駐車場到着が午後11時頃でした。
昨年の記事は、http://niigata.way-nifty.com/ifamily/2008/08/post_2482.htmlです。
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コメント
私も今年、初めて参加しました。
弥彦山より低いので楽勝だろう!と思っていた
のですが、それは甘かったようです。。。(w
目の前で炸裂する花火は新鮮でよかったです。
しかし、えらく混んでいましたね~
帰り山頂で1時間近く足止めをくらい
麓についたら23時近くになっていました。
フライングして帰る人の気持ちがわかりましたよ。
投稿: junk-land | 2009.08.16 00:48
>junk-landさん
見事な花火大会でしたね。
角田山をなめちゃいけないですね。
いい季節ならともかく汗との戦いでした。
自分の身体とちょっとした登山用具、カメラ、三脚、飲み物、電灯(+予備+予備電池)などで100㎏以上を観覧場所に上げなきゃいけないですから大変でした。(自分の身体が重いんですが…)
登山講習、入場制限、下山順序など運営を考えなきゃいけない難しい人気登山になりました。
投稿: 新潟ラーメン日記 | 2009.08.16 13:07
角田山は小学校以来登ってないですね~
小学生にはきつい登山でした(笑)
ついに侍元に行ってきましたよ。
開店直後に行ったのですが、もう満席・・・
店の前は10人くらい並んでました。
油そばを食べましたが、なかなか美味かったですよ。
投稿: かず | 2009.08.16 21:14
>かずさん
角田山って小学生がする登山の山じゃないでしょう。
秋田での小学生の登山は、途中に広いお花畑があってゆっくり休める広さがありました。
投稿: 新潟ラーメン日記 | 2009.08.17 00:08