八雲
東京の「支那そば 八雲」です。
渋谷に近い東急田園都市線池尻大橋駅が最寄り駅になります。
山手通りに面した夜のお店が入ってそうな石造り風のビルの2階にあります。
ラーメン屋と判る目立つものがなく、小さな看板でようやく見つけられました。階段を上っても目立つものがない落ち着いた感じのアプローチです。
お店は、中央から右側に広く厨房がとられてあり、左側と手前がカウンター席12席があります。さらに手前に並び用の椅子があります。ジャズが流れるお洒落なお店です。ちょうどお昼に着きました。並ぶかなと思いましたがカウンター席空きがあります。
お店に入ったところに食券販売機があります。メニューは、支那そば、肉ワンタン麺、エビワンタン麺、特製ワンタン麺(肉ワンタン+エビワンタン)、つけそばとそれらにチャーシューを加えたものがあります。いずれも黒スープ(醤油)と白スープ(白醤油:塩味っぽい)を選べます。ワンタン麺が評判のお店です。肉ワンタンもエビワンタンも食べてみたいので特製ワンタン麺の黒スープにしました。
東京はつけめんを食べる人が多くこのお店もつけそばを出した当時は多くのお客さんが食べていたようですが、今は評判のワンタン麺に戻ったようです。つけそばを食べている人がいません。3人の店員が上手く仕事をこなしているようで思ったよりも早く出来てきました。
白い器で食べている人と模様のはいった器で食べている人がいます。模様のはいった器です。赤い縁を回したようなチャーシューが印象的です。
麺は、やや細の縮れです。九州ラーメンの麺のような触感です。
スープは、魚介系風味の強いもので、やっぱりある意味関東らしいものです。旨みもあり麺との絡みもいい感じです。醤油味ですが醤油を強調したようなものではなく、油でまろやかな仕上がりになっています。書き込みなどの情報では“あっさり”とか“さっぱり”とかの言葉が使われていますが、新潟のラーメンを食べているものには、ちょっと違うかなと感じます。
トッピングは、厚切りハムのような弾力のチャーシュー2枚、メンマ、海苔、ワンタン、白髪ねぎ、万能ねぎです。ワンタンは、肉ワンタン、エビワンタンとも普通大の餃子の半分ぐらいの具の量があります。結構多めです。石門子のようなワンタンの皮の食感を楽しむワンタンが好きですが、このワンタンは皮もいい感じに軟らかくなっていますし、具の味もなかなかいい旨みを出しています。エビワンタンのプリプリ感も楽しいものです。
昔ながらの支那そばってあたりを期待しましたが今風の支那そばで、和風って感じはありませんでしたがなかなか楽しめました。ただ、950円という値段はちょっと高く、新潟にあったら食べない値段でしょう。
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