酒田花火ショー
山形県酒田市で開催された「酒田花火ショー」です。
普通の花火大会と違い5部構成からなる花火のショーです。エンターテインメントです。大曲の花火の次に好きな花火大会です。
新潟市の自宅を昼の12時に出て、途中酒田で人間にラーメン補給して、車に燃料食べさせて午後4時前に会場近くの河川敷駐車場に着きました。駐車場から30分ほど歩いて、大会本部や有料観覧席の近くまで着きました。
場所取りもされてますが、まだまだ良い場所がたっぷりあります。最上川はゆったりしています。やはり広い河川敷、傾斜の緩やかな堤防のある川は花火に最適です。新潟県内の花火会場にはない広い河川敷です。有料観覧席周辺でもレジャーシート間に通路を確保出来ています。昨年と同じ本部近くのカメラの多い場所から少しずれた場所を確保して待ちます。写真右側が大会本部、左側救急車前に場所を確保しました。
本部前の状況です。三脚のオンパレードです。
途中、音響のテストがされます。屋外コンサートのような歪まない大音量です。大曲、酒田、赤川は音響が良いので、それも楽しみのひとつです。良い音響を楽しむために音響正面の本部近くで観るのが最高です。喉が渇いたので露店でお茶を購入。500mlペットボトル300円。取り過ぎだろうと思いながらも仕方なし。買って来るんだった。
車の移動のお願いが放送されました。悪質な駐車方法の車はすぐに移動しない検挙するとの警察からの放送も入りました。恐。
日が沈み暗くなり、ツアー客で有料観覧席も埋まってきました。午後7時30分の花火開始前に、主催者や酒田市長の挨拶が終わり定刻のスタートです。
今年のテーマは「大輪の華が酒田の歴史と文化を現代に伝える!」 です。
第1部は、「オープニング「旅立ち」~酒田まつり500年に向かって~ 」です。イケブン(静岡県)が担当します。静かに入りメリハリのあるストーリーはさすがです。音楽に合わせるのが上手いです。イケブンが開発した水色やパステルカラーの色鮮やかさ、盆、星のしっかりした花火に魅了されます。
第2部は、「花火組曲『湊町さかた』~2つの豊かな個性が創る花火の世界!~」です。北日本花火興業(秋田県)と小松煙火工業(秋田県)が担当します。知っているいろんなジャンルの曲が次々と流れます。映画「おくりびと」のテーマ曲も使われました。おくりびとのロケ地でその映画のテーマ曲に合わせて打ち上げられるワイドスターマインは格別です。打ち上げられた花火が広末涼子の顔に見えてしまいます。いろんなテンポの曲に合わせて打ち上げられる花火は、オペラかバレーのようにも見えます。
第3部は、「全国名人選抜『20号玉の大博覧会』~日本一大きな“芸術の博覧会”~」です。尺(10号玉)を越える全国の花火師の花火が観られるのは酒田花火ショーだけとのアナウンス。確かにそうです。3尺玉や4尺玉は大輪の迫力あるものですが、綺麗な盆とはいえません。10号でも綺麗に上げられる花火師はそう多くはありません。最初は、紅屋青木煙火店(長野県)です。次は、地元山形県の安藤煙火店です。そして、好きな花火師のイケブン(静岡県)です。新潟県からも小千谷煙火興業です。お隣群馬県からは、菊屋小幡花火店です。そして秋田県から大曲の花火の地元、難しい芯入り割物を得意とする小松煙火工業です。新潟県からもうひとつ新潟煙火工業です。最後は、山内煙火店(山梨県)です。
どれも見事な花火です。尺(10号)と違いやはり形の良い盆は難しいようです。野村花火工業(茨城県)も観たかった。
第4部は、「酒田物語『雪』~山並みを覆う白い世界~」です。酒田の冬、舞い降りる雪を地元の安藤煙火店が表現します。
第5部は、「グランドフィナーレ 酒田の歴史絵巻」です。オープニング同様イケブンが見事な花火を見せてくれます。
楽しみにしていたショーは、期待を裏切らない、期待以上の物でした。総合プロデュースがイケブンです。山形県には、花火業者が安藤煙火店しかなく、これほどの花火となると日本各地の有名花火師の力を借りて行うしかないようです。でも、それが幸いして質の高い花火を見ることができます。新潟の花火も全国の競技会に出ると入賞がやっとのようです。長岡の天地人で茨城県の野村花火工業の花火を上げたようですが、もっと交流を深めて新潟花火の質が高くなればと願っています。
花火終了後は、混みを避け一旦北に向かい酒田みなとインターから山形自動車道に乗り鶴岡まで南下しました。
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