インターネット見ていて行ってみたい温泉があります。高天原温泉(登山15時間:2日・富山)、仙人温泉(登山10時間:2日・富山)、白馬鑓温泉(登山4時間・長野)、湯俣温泉(徒歩3時間・長野)、本沢温泉(登山2時間・長野)、赤湯温泉(登山2時間・新潟)等です。その中でも本格的な登山を要する高天原温泉、仙人温泉、白馬鑓温泉は、そこまでしてって感じで諦めています。トレッキング程度で行ける他の温泉は行ってみたいと思っています。その中の新潟県内の赤湯温泉から行こうと思いました。
と言っても、昨日の南魚沼地区の雨での川の増水や登山道の状況など気になることもあります。また、食べたいものもあります。永井食堂のもつ煮定食です。その後は草津温泉にでも入りましょう。いずれにしてもって感じで新潟市内の自宅を午前9時に出発しました。そもそもその時間自体遅いのですが。
北陸自動車道から関越自動車道に入ります。赤湯温泉は、苗場から林道を6kmそこから2時間の登山になります。日帰り入浴は、ネット上で午前9時から午後2時とまでと午後3時までの2つの情報があります。確実に入浴するには午後1時30分頃までには着きたいです。また、永井食堂は平日との土曜日午前の営業で、土曜日は午前9時30分から午後2時までと新潟市内の寝坊助にはなかなかハードルの高い食堂です。でもこの時間なら余裕です。
さてどちらに行こうか時間を見ながら決めようと思い車を進めてきました。赤湯温泉に行こうとすると湯沢ICから苗場まで22km、そこから林道を6km、湯沢ICから40分は見ておきたいところです。そこから2時間の登山ですから、湯沢インターチェンジを午前10時50分には通過したいところですが、石打SA付近を午前11時過ぎの通過です。20分程度の遅れで午後2時前には赤湯温泉に到着できそうですが余裕がありません。最悪は近くの川原の手掘りの温泉もあることなので赤湯温泉を目指してみます。
湯沢インターチェンジから国道17号線に入り登坂車線も多く順調に進みます。苗場スキー場手前から右に入るのですが苗場スキー場の信号までオーバーランしてしまい。Uターンです。そこからは順調です。途中からの未舗装路が楽しいです。ってな具合で走っていたので順調です。

車で行ける最終。左側が駐車場、右側が赤湯温泉道入口です。午前11時50分。

駐車場は、行き止まりのやや広い場所に路上駐車しているようなものです。
履物を替え、荷物を用意して出発です。
赤湯まで2時間。午前11時55分。到着予定午後1時55分。

車も通れるような道を進みます。道は急に車の行き止まり風になり下り坂になります。その下には棒沢橋が見えてきます。

橋を渡ったところには、案内看板があります。
赤湯まで1時間30分。午後12時13分。到着予定午後1時43分。12分短縮。

棒沢橋を渡ると道幅は狭く、傾斜が厳しくなってきます。

木の根の階段もあります。

道は険しくなる一方です。左側は崖でかなり深い谷になっています。
ここからは、安全第一で。時間は次でって感じになります。

鷹ノ巣峠4合目通過です。この辺りから岩や石が多くなってきます。
赤湯まで1時間10分。午後12時24分。到着予定午後1時34分。9分短縮。

鷹ノ巣峠6合目通過です。工程の半分です。
赤湯まで1時間00分。午後12時30分。到着予定午後1時30分。4分短縮。

鷹ノ巣峠7合目通過です。
赤湯まで55分。午後12時34分。到着予定午後1時29分。1分短縮。

鷹ノ巣峠頂上通過です。
赤湯まで45分。午後12時43分。到着予定午後1時28分。1分短縮。

見返りの松です。ここから下り坂になります。

赤湯まで35分。午後12時59分。到着予定午後1時34分。6分延伸。

近くの立ち木に復路はここでタクシーを呼んでくださいてな貼紙があります。ここは携帯電話が使えるようです。かぐらスキー場方面に開けているので電波が飛ぶのでしょう。

さて、赤湯までの時間が消えて見えませんが計算すると。
赤湯まで25分。午後13時09分。到着予定午後1時34分。

登山道には、あちこち栃の実が落ちています。踏んで転ばない様にしないと。
子供の頃、くりぬいて笛を作っていました。中身は石鹸代わりでした。

下りも順調に来たら…。おいおい!これどうやって超えて行くんだ?って思ったら手前を左に曲がっていよいよ下りがきつくなります。

また、赤湯までの時間が消えて見えませんが計算すると。
赤湯まで20分。午後13時13分。到着予定午後1時33分。1分短縮。

またまた、赤湯までの時間が消えて見えませんが計算すると。
赤湯まで15分。午後13時20分。到着予定午後1時35分。2分延伸。

最後の難所らしいのですがロープの張られた下り坂が数箇所あります。
遥か下に聞こえていた渓流の音も近くなってきました。

下り坂の向こうに橋が見えます。赤湯3号橋です。

赤湯3号橋を渡るとすぐに赤湯2号橋が見えてきます。

赤湯2号橋の上から山口館の露天風呂が見えます。

木々の間から山口館が見えてきました。

赤湯温泉山口館到着です。午後1時32分。所要時間1時間37分でした。

玄関脇にはいろいろ貼り紙があります。
ペットボトル300円です。山形の酒田、赤川花火と同じ値段です。山形高過ぎ。
玄関を入り入浴料500円を払います。
主人らしき人が出てきてサンダルに履き替えてお風呂を利用してくださいとのことです。また荷物は玄関脇の台の上に置くようにとのことです。

入浴場に案内看板があります。

温泉分析書も掲示してあります。各湯の泉質は次の通りです。
薬師の湯 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫黄塩泉(低張性中性高温泉)
玉子の湯 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(低張性中性高温泉)
青の湯 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫黄塩泉(低張性中性高温泉)

山口館の玄関で履き替えたサンダルです。

屋根付きの薬師湯です。適温です。

玉子の湯です。川のせせらぎを聞きながらのんびり入ります。
浴槽が3つに分かれていて、一番奥の浴槽からお湯が沸いているようです。沸騰していませんが滅茶苦茶熱いです。中央の浴槽が調度いい温度です。手前がぬる湯です。長時間入るのに良さそうな湯温です。
お湯は、鉄錆の中に入っているような色とにおいです。

温泉に入っているとシオカラトンボが遊びにきます。
疲れが一気に吹っ飛びます。

青の湯です。だれもいませんが昼間は女性専用なのでここまでです。

別館の廊下で休めるようなので行ってみます。

別館の廊下は、縁側風になっていていい雰囲気です。行灯と灰皿があります。
入浴も終わり、山口館にご挨拶して帰りましょう。玄関に行って履物を履き替えて挨拶をするとおばあちゃんが出てきました。池上製麺所のるみ婆ちゃんにも似た雰囲気です。おばあちゃんこの登山道を来ているんです。凄い。

周辺を少し散策します。
玄関前に雨量計があります。国土交通省赤湯気象観測所になっています。

山口館の先、川原に降りると手掘りの温泉があります。少し温めです。

清津川のせせらぎや渓谷などいろんな姿を見せてくれます。

上流にダムがないので水が綺麗です。
さて、午後3時です。帰りましょう。
帰りの方が下り坂が多く慎重になります。
ちょうど2時間かかって午後5時駐車場到着しました。
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