佐渡 トビシマカンゾウ&ジャンボかきあげ丼
トビシマカンゾウが満開らしく6月12日に佐渡カンゾウ祭りが開催されるとの情報がありました。ずっと前からトビシマカンゾウの群生が開花したいのを見たいと思っていました。祭は嫌いではありませんが、風景や植物などの自然の写真を撮ろうとするとマナー関係なしの人が多く困ります。それならと多少人の少ない前日に見ようと思います。
過去に2回仕事で佐渡に渡っていますが、プライベートでの佐渡は発です。車をフェリーに乗せてゆったり回りたいのですがフェリー代もかなりかかります。さて…。
午前4時に起床、佐渡の天候を確認すると良さそうです。佐渡観光は、往復ジェットフォイルを使った観光プラン(9800円)がありますが、トビシマカンゾウをじっくり楽しむ時間は足りません。フェリー往復と佐渡島内の路線バスが自由に乗り降りできる観光圏プラン(5400円)もありますが、午前7時から発売で午前6時のフェリーには間に合いません。プランは利用できません。レンタカーもネット上で空きが確認できません。フェリーと路線バスのテレビ番組でやってそうな旅です。佐渡汽船、佐渡島内のバス時刻をネットから収集・印刷、さらに午前5時発表の佐渡の天気も確認します。
午前5時30分に自宅を出発、バスもまだないので自転車で佐渡汽船に向かいます。霧雨かと思った雨もいい降りになってきました。少し服が濡れた状態で午前5時50分佐渡汽船に到着、乗船券を購入しおけさ丸に乗船できました。
2等船室に行きますが結構混んでいます。売店で薄味のお煎餅を買い3階の後部デッキで出航を待ちます。すぐ下でフォークリフトがコンテナを積んでいます。積み終わって午前6時04分いよいよ出航です。雲が低く小雨が降る中を船が進みます。カモメが見送りで併走します。購入した煎餅を一緒に食べます。
海の色です。上から信濃川河口、出航30分後、出航1時間後です。
心地良い風を受け濡れた服を乾かしながら2時間26分。午前8時30分に両津港に着岸しました。以前フェリーに乗ったのは波の高い日でなかなか大変でしたが、今日は凪で航行しているか止まっているか解らないくらい静かでした。
乗換時間は10分です。新潟港の出航が4分遅れで心配しましたが定刻に両津港に着き、午前8時40分発の内海府線の路線バス乗り場に向かいます。佐渡汽船の混雑からバスも混むだろうと思ったら他に7人と空いています。やがてバスが来て乗り込みます。鷲崎までバスが進むと予定よりも早かったのかバスを停めてお客さんの降りるバス停を確認します。運転手にトビシマカンゾウを見に来たことを伝えると二ツ亀から大野亀の散策コースが良いとのことでした。さらに先の終点岩谷口まで車窓から景色とトビシマカンゾウを楽しめるとのことです。他のお客さんは二ツ亀や大野亀で降りましたが、そのままバスで岩谷口までバスと一緒に折り返します。
トビシマカンゾウの群生があちこちにあります。他にお客さんもなく景色のいい所をゆっくり走ってくれるます。テレビで見るような路線バスの心温まる配慮です。
午前10時48分に大野亀までもどってきました。大野亀山頂に登ってみます。
海抜167mとそれほどの高さはありませんがそこそこ登り応えがあります。頂上では時間を気にすることもなく心地良い海の風を楽しみます。途中から雲が低く向かってきます。しばらく居て汗も引いたので下りながらトビシマカンゾウを楽しみます。
一面のトビシマカンゾウと佐渡の景色を満喫できました。
大野亀の山を彩ってくれた他の花もたくさんあります。
雲が晴れないかと期待しましたがなかなか晴れません。
大野亀の駐車場近く広場では明日のカンゾウ祭りの準備がされています。空が明るくなってきましたが、帰りのバス時刻になりました。二ツ亀まで散策の予定でしたが大野亀で時間を費やしてしまいました。午後2時21分発の両津港行きのバスに乗ります。帰りは他に6人で往路と同じ夫婦が2組います。午後3時33分に両津港に着きました。
そのまま帰ってもせっかくの佐渡までの船賃がもったいないので、もう少しだけ佐渡を楽しんで帰りたいと思います。佐渡汽船乗り場で時間を潰し、本線の路線バス両津港午後4時15分発に乗り金井に向かいます。午後4時40分金井に着きました。
国道350号線金井バス停前の交差点の名前が“金沢駅前”という名前です。佐渡って汽車が走っていたのかなと思いつつ目的の「レストラン さとにわ」を探します。
交差点からすぐ目の前にありました。
早速お邪魔すると店主がいましたが、午後5時からの営業ということです。周辺の散策でもして時間を潰そうと歩き出すと店主が追いかけてきました。良いブリが入ってるので刺身定食なら早く出来るとのことです。かきあげ丼を食べたいと言うと油を温めて待っていますとのことでした。周辺をひと回りして午後5時過ぎに再びお邪魔しました。
お店は左側に厨房、右側に小上がりがあります。中規模の和定食屋さんといった雰囲気です。厨房向きにカウンター席もありますが普段はあまり使わないようです。小上がりの厨房に近くテレビの見やすい席に案内されました。
壁に貼られたメニューを確認します。ラーメン、定食、丼物、セットメニューに分類され、定食と丼物が特に豊富です。丼物を見るとかき揚げ丼が見つかりません。全体を見渡すと写真入りでありました。早速、ジャンボかきあげ丼をお願いしました。
少し具材を準備しているようです。そのうちにかきあげを揚げる音が聞こえてきました。なんとも心地の良い音です。少し経って出来てきました。
いつものアングル
横からも撮影しました。
なんとも見聞きしていた通りの迫力です。実際に見た衝撃は、萬来食堂以来です。
大きなお盆にのってきました。大きな大きなかきあげが3段盛られたかきあげ丼、味噌汁、お新香、冷や奴、空のお皿とかきあげ用のタレです。
お皿に2段のかけあげを移し、タレをかけて食べます。とても良く揚がったかきあげは、サクサクしていてとても食べ易いものです。冷やしてあったたタレはとてもあっさりしています。1段目は美味しくいただけましたが、2段目の途中あたりから飽きがきました。油も少なく感じていましたが、2段目を食べ終わる頃には結構効いてきます。店主の話だと5枚ぐらいペロリト食べる人も多く、女性でも3枚食べる人もいるそうです。お腹がいっぱいではなく油が効いてきます。ご飯と一緒だと食べ易くライスを追加した方が食べ易いのは確かですが、全部食べれるか難しい量です。それでもゆっくりいただきました。
これで880円とサービス品と銘打っているだけのことはあります。
重たいお腹を抱えて金井バス停午後5時53分発のバスに乗り、午後6時22分両津港に無事着きました。佐渡汽船の乗船券を購入し、お土産物を見ながら時間を潰します。午後7時30分発のフェリーおおさど丸の改札が始まり乗船します。屋上のデッキでゆったり帰りましょう。銅鑼が鳴り響き出航します。
綺麗な佐渡の夕焼け空が見送ってくれました。
午後10時新潟港到着、午後10時30分自宅到着、とても長く楽しい1日でした。
交通費は、新潟港→2320円→両津港→1060円(岩谷口折り返し)→大野亀→800円→両津港→450円→金井→450円→両津港→2320円→新潟港でした。
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コメント
毎日楽しみに見ております。
しばらく空いたと思っていたら一挙にたくさんの記事、相変わらずアクティブに食べて、遊んでおられますね。敬服です。
もしかしたらすでに行っておられるかもしれませんが最近とある場所で記事を見た旧西川町の工業団地の中にある「梅田軒」はご存知でしょうか。用がなければなかなか行きにくい場所にある大きな食堂ですがなかなかいいラーメンを食べることができます。昔、ぬるい、の山崎某さんの書き込みを見て行ってみましたがよかったです。
それではまた。新しい記事を待っています。
投稿: 亀井 | 2011.06.14 08:57
>亀井さん
ありがとうございます。
節電と睡眠時間確保のため1週間分まとめて投稿してます。
自家用車以外の移動ってどうも緊張してしまいました。
西川の「梅田軒」は、知りませんでした。
場所は、ネットで確認できました。
用事がなければ通らない場所ですね。
今度是非行ってみたいとお思います。
投稿: 新潟ラーメン日記 | 2011.06.20 00:50