尾瀬
福島県、群馬県、新潟県にまたがるラムサール条約湿原の尾瀬に行ってきました。
尾瀬には、大清水、鳩待峠、富士見下、沼山峠、小沢平、猿倉、馬坂峠から入ることが出来ます。今回は、沼山峠から入りたいと思います。午後10時30分新潟市を出発、北陸道、関越道小出インターチェンジ、奥只見シルバーライン、樹海ライン経由で午前2時に福島県桧枝岐村の御池に到着しました。御池駐車場の利用となります。1回利用1000円後払いです。駐車場は、1/4程度の駐車状況でほとんどの車が仮眠中のようです。続々と車が入ってきます。御池~沼山峠口間は交通規制されているためシャトルバスでの移動になります。シャトルバスの発車時間まで仮眠します。
シャトルバス運行時間が近くなり、「山の駅 御池」の前には人が増えてきました。
午前4時30分発の始発のシャトルバスです。御池~沼山峠口間約9.6kmを約20分での移動となります。料金は片道500円、往復1000円です。通常は乗車券を購入しての乗車ですが、発売所が開いていないので後払いの現金での乗車でした。
午前4時30分(標高1520m)
シャトルバスに乗って1kmの高台から見下ろすブナ林です。いつもはブナ林の中を歩きますが、林の上から見るブナ林も迫力があります。朝日も昇ってきました。
沼山峠に到着しました。こちらにも桧枝岐村営の休憩所があります。
午前4時48分(標高1700m)
沼山峠登山口です。さて、いよいよ歩き出しますか!
午前4時50分(0.0km、標高1700m)
沼山峠から大江湿原へ向かっての木道です。
沼山峠(1770m)を超えて大江湿原の入口です。登山者カウンターがあります。
湿原に入って最初に目立っていたのがヒオウギアヤメです。
ワタスゲです。
モミジカラマツです。
ノアザミです。
ハクサンチドリです。写真よりも紫色が強いです。
今回の目的のニッコウキスゲです。
ニッコウキスゲの草原の向こうは、尾瀬沼です。
振り返ると大江湿原の靄が朝日に照らされています。
尾瀬沼ビジターセンター前に到着です。この前の広場で朝食をいただきました。
午前5時47分(3.2km、標高1660m)
尾瀬には、至仏山、燧ケ岳、皿伏山、白尾山などがありますが、尾瀬沼からの時間や景色も良い燧ケ岳に登ろうと思います。
午前5時47分(4.0km、標高1670m)
コースの最初は、ほとんど登りのないオオシラビソの森を歩くようになっています。ドロドロした部分が多く、端を避けながら進みます。途中、土の斜面に尻餅…。
やがてコースは、急登になります。途中、足が上がりません。左足を見ると木の切り株にパンツの裾が引っかかってます。前に倒れそうになり振る向くと急登だったため目の前に別の木の切り株が…。前歯3本が違う方向を向いてます。ラーメンを食べられるか?まあ、引き返すのが無難でしょう。しばらく休むと思ったほどの痛さもなく、せっかくなので頂上を目指します。
傾斜が緩やかになり広い場所でひと休みします。隣はコバイケイソウです。
ミノブチ岳山頂です。燧ケ岳は、柴安嵓、俎嵓、 ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳などのピークからなる山で、燧ケ岳というピークはありません。
午前9時38分(標高2234m)
ミノブチ岳山頂のケルンの先からは尾瀬沼が綺麗に見えます。
さて、俎嵓までもう少しです。
ハクサンシャクナゲです。
イワシモツケです。
ナデックボ分岐を通過します。
午前9時57分(8.2km)
ノビネチドリです。
キヌガサソウです。
オオバミゾホオズキです。
さて、もう少しです。
最後の踏ん張りどころです。
俎嵓山頂到着です。凄く混んでます。
午前10時20分(8.5km、標高2346m)
先程のミノブチ岳山頂とケルンがあんな小さくなってます。
さて、これから柴安嵓に登ります。ひと下りしての登り返しです。
登り返しも山頂近くになるとコースが濡れています。その上には雪があります。
最後の登りです。こちらも大きな岩がゴロゴロです。
柴安嵓山頂到着です。東北地方での最高峰になります。
午前11時30分(8.9km、標高2356m)
山頂付近は、広々しています。
そして、山頂からは尾瀬沼も見えますが、尾瀬ヶ原の全様が見えます。
見晴新道で下山しようと思います。最初がガレ場、注意して下りましょう。
大きく下ると、今度は水のない沢を下るようなコースが延々と続きます。
コースの斜度も緩やかですがドロドロの道になり、やがて登山口に到着しました。
午後2時33分(12.4km、標高1480m)
沼尻~見晴のメインコースに出ました。里に下りてきたって感じがします。
見晴に到着、無料休憩所でひと休みです。尾瀬は水が豊富で助かります。さすが尾瀬の中心地は賑わっています。周辺の山小屋は続々とお客さんが到着しています。
午後2時50分(13.0km、標高1480m)
見晴から元湯山荘に向かいます。広大な湿原が広がっています。
キンコウカです。
赤田代の湯元山荘、温泉小屋を通過します。
午後3時34分(14.8km、標高1420m)
赤田代~兎田代への段吉新道です。お客さんが少ないのか道が!?
兎田代です。最初の渋沢温泉小屋への分岐があります。
午後4時23分(16.7km、標高1460m)
兎田代から燧裏林道に入りました。立派なつり橋があります。裏燧橋です。
燧裏林道の天神田代です。2つめの渋沢温泉小屋への分岐があります。
午後5時33分(18.9km、標高1530m)
チングルマです。
燧裏林道の終盤、御池に近付くと西田代、横田代、上田代、姫田代、御池田代などの湿原が点在します。チングルマのほかワタスゲなどの花が咲いています。
御池駐車場の燧裏林道口に到着しました。ここにも登山者カウンターがあります。昨年の上高地や湯俣温泉以来、久々にたくさん歩いきました。
午後6時51分(22.2km、標高1520m)
午後10時に新潟市到着しました。
がんばろう東北!
| 固定リンク
コメント
尾瀬、羨ましいです。
一度は行ってみたい場所ですが、私の場合は桧枝岐に泊まってガイド付きでないと行けそうにありませんね。
国道352号樹海ラインを、夜に走れるくまのすけさん、すごいです。昼走っても寂しすぎて怖かった記憶があります。
投稿: しゅうちゃん | 2011.07.20 21:32
>しゅうちゃんさん
尾瀬ってそこそこ歩かなきゃ入れないので本当に尾瀬が好きな人が集まって、チャラチャラした感じがなくて良かったです。
花もいっぱい咲いていました。
本当は宿に泊まりたいのですが、費用を抑えればもう一回どっかに行けるのと車泊が好きなもんで安く回数出掛けてます。
深夜の山中を走るのは全然気にならないです。
山奥だと灯りもなく星が綺麗です。
今回は、鹿の親子連れがいました。
投稿: 新潟ラーメン日記 | 2011.07.21 00:54