喜びラーメン 小太喜屋
村上市の「喜びラーメン 小太喜屋」です。
県道3号線沿い村上消防署の前方住宅地の中、平行する市道に面しています。
村上市でのお昼です。煮干し風味のラーメンが食べたくてお邪魔しました。
午後12時30分過ぎに着きました。お店脇の路地の先に駐車場があります。混んでいますが空きがあります。お店には出入口が2ヵ所あります。正面が入口、脇が出口と別れています。出口前を通り正面入口に向かいます。出口近くにお休みの表示があります。水・土・日・祝がお休みになってます。
お店は、左側奥に厨房、その手前と中央に厨房向きカウンター席があります。厨房との間にブリキ板の垂れ壁が、ちょっとレトロ感もある綺麗なお店です。右側には待ち用の長椅子もあります。5人のお客さんが待っています。入口を入ってすぐの見え易い正面に、小さくて可愛い食券販売機があります。
メニューは、ラーメンと塩ラーメンの2味です。あっさり豚骨煮干ししょうゆ味、あっさり豚骨魚介の塩味と説明書きがあります。いずれにもトッピングを充実させた喜びラーメンとチャーシューメンがあります。麺の大盛りが無料になっています。お腹が空いているのでラーメン(大盛)にしました。
自家製麺のお店が増えてきて大盛りが無料サービスのお店も増えてきました。注文する際に大盛りであることをスタッフに伝えるやり方が一般的でしょう。食券の場合、普通盛りの食券を購入して同じで大盛りをスタッフに伝えるか、普通盛りと同じ値段で各大盛り食券が用意されているのがほとんどでしょう。小太喜屋は、口頭で大盛りを伝えるやり方も確か出来たような気がしますが、トッピングの追加のような大盛り(無料)食券のボタンも用意されています。
店主が作り、奥さんが配膳をしているように見えています。そんなに多くの量を一度に作らないので、一定のペースでお客さんが廻っています。お客さんが帰ったらすぐに片付けて次のお客さんを案内するって感じではなく、少し時間を開けて案内します。そのため複数人のグループも連続して席を案内します。待ちの人数よりも早めで、5人の並びもさほど待たず席に案内されました。
カウンター席には水とおしぼりがセットされていて、カウンターの下には席毎にボックステッシュや荷物用フックがあります。鞄かごや紙エプロン、髪止ゴムなどあまり使いませんが、お客さんへの気配りが用意されています。
以前、食券をカウンターに置いた時に店主から味を薄くもできます。と言われていました。“好みよりも濃厚です。”とブログに記載したのを見てくれたようです。実家で食べていた味噌汁に比べると、かなり煮干しだしの風味が濃厚な今風のラーメンです。今回は、ちょっと薄味でお願いしてみました。
大きな寸胴鍋で作られたスープを小さな鍋に1人前ずつ移して温めています。温めた器にタレ、スープ、油などを入れ、麺を入れ、トッピングを乗せます。テレビの料理番組に出る和食の料理人のような丁寧な仕事で出来上がります。丁寧な仕事を見ているためか、あまり待ちが苦にならず出来上がってきます。
落ち着きのある器に、トッピングが品良く、彩り良く盛り付けられています。
麺は、やや細の縮れ、普通のようでプリプリの歯応えがとても楽しい麺です。2種類の小麦粉を使用した自家製麺とのこと。こういう自家製麺は歓迎です。
スープは、豚骨と豚足でだしを取り、後で煮干しを加えたものとのことです。動物系の旨みと煮干しの濃厚な風味が楽しめる今時の出来の良いスープです。薄味にしたので煮干しの濃厚さは和らぎ、飲んでも優しいものになりました。
トッピングは、チャーシュー2種、メンマ、味玉半個、ねぎ、カイワレです。
お客さんの健康を考えて選ばれた素材を使い、丁寧な仕事で仕上げられたラーメンです。薄味にしてもらったスープを飲むと、馴染んだ煮干し風味に近くて良いのですが、麺と一緒だとなんか麺に負けてそうです。薄味もかなり美味しいのですが、バランスがちょっとずれるような気がします。大盛りでも650円です。なかなかお得な一杯でした。東京なら行列になるでしょう。
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