お食事処 土鍋屋
秋田県仙北市(旧角館町)の「お食事処 土鍋屋」です。
国道46号線沿いにあります。バイパスが出来て旧道扱いになるでしょうか。安藤醸造北浦本館(味噌と醤油、漬物、関連商品販売)の大きな建物です。
角館の武家屋敷から少し離れた商人町地区に安藤醸造の古くからのお店があります。テレビの旅番組などでは、昔からの古い建物を使用したお店と調度品などが武家屋敷と共に紹介されます。こちら北浦本館は、車が入り易く、土鍋屋で食事が出来るので便利。販売している商品を使用した食事が楽しめます。
北浦本館は、工場と店舗からなり、中には「安藤極撰の味 安藤本店」、「豚まん・鶏まん・ちまき処 せいろ亭」、「お食事処 土鍋屋」があります。
土鍋亭は、左側の緩やかなスロープを登った中二階のような場所にあります。厨房の前の廊下を通るとその先に広いスペースに落ち着いた雰囲気のテーブル席があります。午前11時30分頃に着きました。厨房前の廊下からスロープにかけてベンチ風の椅子で待てるようになっています。この時期らしくお雛様が展示しています。安藤醸造の蔵にあったものでしょうか?後で見に行こうと思っていましたが…。さて、15人ぐらいの待ちになっています。先頭部分に用紙があるので記入して待ちます。それほどかからず席に案内されました。
メニューは、土鍋ラーメン/醤油・細麺、土鍋ラーメン/旨辛みそ・太麺、土鍋ラーメン/しお・細麺、土鍋焼きそばがあり、半ライス付もあります。土鍋ごはん/鶏醤油、土鍋ごはん/味噌豚、桃豚厚切ロース鉄板焼定食、御狩場焼定食、半生稲庭うどん・冷やしつけ麺などがあります。新たにミニらぁめんが提供されました。しょうゆ・旨辛みそ・しお味から選べます。ラーメン類の全制覇もしたいのですが、それよりも過去に食べてみて気に入ったラーメンが食べたくなります。好きな味の土鍋ラーメン/醤油・細麺にしました。
フロアの入口近くにがっこ(漬物)バーなるものがあります。ドリンクバーやサラダバーは見ますが、がっこバーはここぐらいでしょうか。7種類の漬物があります。お店で販売している漬物の試食コーナーのようなものです。
漬物を楽しんでいるため、思いのほか早めに出来上がってきた気がします。
小さく渋い片手土鍋に入っています。透き通ったスープが美味しそうです。
麺は、やや細の弱い縮れ、癖がなく土鍋でも最後まで延びるませんでした。
スープは、醤油味の旨味や甘さがバランス良く、まろやかなのにあっさりしています。土鍋なので最後まで熱々、石焼きの器より適温を保ってくれます。
トッピングは、十和田高原ポーク桃豚のチャーシュー、白髪ねぎ、味玉半個などです。白髪ねぎは旨み効果の低いものが多いのに、普通にトッピングされた少量の白髪ねぎですが、香り高くラーメン全体をいい香りにしてくれます。
土鍋は、深みのある分厚い土鍋です。見た目以上のボリュームとかなりの保温性能があります。石焼の器よりもなんか風情があっていい器かと思います。
さすが醤油と味噌のプロです。醤油の旨みを存分に楽しませてもらいました。
醤油とダシの旨味がとてもいいバランスに仕上がっています。これで648円
です。消費税増分程の値上がりはありましたが、楽しめる1杯でした。
まだアンテナショップ的なお手頃価格です。本当にありがたいことです。
お店は、天然にこだわった醤油や味噌のほか漬物などが売られています。醤油や味噌の作りに使用されているモンゴルの塩も売られています。塩使いもプロのようです。比内地鶏チャーシューをトッピングした土鍋ラーメン/しおも食べてみたいです。“しょうゆソフトクリーム”もあります…が、値段が…。
がんばろう東北!
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