元祖支那そば 信吉屋
新潟市の「元祖支那そば 信吉屋」です。
本町5番町、人情横丁の市場風なお店が並ぶ建物の東堀通寄りにあります。
そろそろ信吉屋のワンタンメンが食べなくなり、同僚と一緒にお邪魔です。
お店は、奥に厨房、手前にカウンター席だけの間口の広い造りで、あまり綺麗とは言えませんが、それが逆に懐かしさを感じさせてくれる市場の小さな支那そば屋さんです。午後12時10分過ぎに着きました。お店の外にまでおよぶ待ちはありませんが…、お店の中に2人が待っていました。外で待ちます。
その後、数名が後ろに列ぶ状態ですが、10分も待たずに席が座れました。
メニューは、支那そばが基本で、メンマ・チャーシュウ・ワンタンを組み合わせたものや単品でのワンタンになります。夏の冷し中華もかなり人気ですが、この時期はまだ提供されていません。盛りは、普通、中盛、大盛があります。春秋冬の私的な定番的メニューのワンタンメン(中盛)にしました。
座るまでの待ちはちょっと長めですが、出来上がりはそこそこ早めでした。
黒っぽい、渋い器に澄んだスープが上品です。ボリュームがありそうです。
麺は、かなり細めの弱い縮れ。あまりラーメンぽくない麦が優しい印象です。シコシコした歯応えと適度なモチモチ感が特徴の食べていて楽しい麺です。
スープは、塩で味付けしたすまし汁のような透き通った綺麗な仕上がりです。昆布ダシの旨みと深い味わいの和風スープです。これが支那そばでしょう。
トッピングは、脂身のない弾力と歯応えが楽しいチャーシュー、肉団子に近い大きさの挽肉を包んだ軟らかなワンタン、メンマ、季節の野菜、鳴門、ねぎなどです。季節の野菜はうるいです。ほうれん草が一般的ですが、きぬさやの時期もあります。ねぎは輪切りで、スープと絡まり香りと味わいを楽めます。
歯切れの良い麺とお吸い物かのようなスープ、もう和食の領域の麺料理です。溶ろけるようなワンタンはボリュームもあります。750円、お手頃です。
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