中華 白寿
新潟市の「中華 白寿」です。
西堀通と古町通の間にあります。三越西側交差点向かいの路地の右側です。
定期的に食べたくなるうま煮そばです。そろっと食べたくお邪魔しました。
お店は、右側に厨房があり、その中央寄りと手前に厨房向きのL字型のカウンター席が、左側にはラーメン丼2個がちょうど並ぶ小さな2席のテーブルが2卓あります。少し歴史を感じさせる小さなお店です。午後12時20分過ぎに着きました。手前カウンター席に3人だけ、嘘かと思うほど空いています。
メニューは、ラーメンとうま煮そば、大盛りの対応もなく、サイドメニューもトッピングの追加も用意されてません。ラーメンかうま煮そばのいずれかを注文するしかないです。と言ってもうま煮そばが人気のお店。ほとんどのお客さんがうま煮そばが目的です。ラーメンを食べる人とは年に1回遭遇するか?どうか?って感じでしょうか。席に着かずにそのまま『うま煮そば!』と注文を言いなから左側の奥にある冷水機までセルフサービスの水を取りに行きます。
いつも通りで、親父さんとおばさんの2人、おばさんが作ってくれてます。
うま煮は、大きい中華鍋で一度に10人前程でしょうか?たくさん作ります。最近は、うま煮がなくなる前に作り始めるので待つことがなくなりましたが、多くのお客さんが一機に来ると、うま煮の出来上がりを待つこともあります。今日はうま煮がたっぷりとあります。いつもより少し黒っぽいうま煮です。
うま煮は親父さんが作って、女将さんがそのうま煮でうま煮そばを作ります。お客さんは少ないけどいつもと変わらない光景です。先客の3人も待ちです。女将さんが洗いものをしていて、終わると徐にうま煮そばを作り始めます。
ご飯用の羽釜で麺をゆでます。木蓋に麺をのせ解します。温めてもいるようにも見えます。麺を鍋に入れ、ゆでている間に器を用意、タレを入れ、スープを張り終わる頃に麺もゆで上がります。ゆで時間の短い麺のようです。麺を湯切りし、器に入れ、整えます。中華鍋からうま煮をかければ出来上がります。
洗いものの様子をボーッと見ていたのでかなり気も紛れ、先客が待っていることでも気が紛れ、楽な気持ちで待っていると普通に出来上がってきました。
淡い落ち着いた水色の器に、やっぱいつもより黒っぽいうま煮があります。
麺は、かなり細めの縮れで、シコシコした歯応えが楽しめる好みの麺です。
スープは、うま煮と混じり判り難いですが、魚介系のあっさりしたものです。うま煮と混じり合うことで適度にまろやかに、旨味も増すようになります。
トッピングは、キャベツ・玉ねぎ・もやし・玉子・挽肉などのうま煮のみで、ニンニクも少し効いています。野菜の旨味が中華風に香る上品な仕上りです。いつもより黒っぽいのは、キャベツが少なく殆どがもやし、もわしそばです。出来上がってから時間が経っているようで、野菜がトロトロになっています。白菜からキャベツに変わり、量が少なくなっても、それでも美味しいです。
今日は、中華鍋の中で程良く馴染んだ、ヘルシーなうま煮をいただきました。ちょっとキャベツの量が少なかったのですが、細縮れで食感のいい麺とあっさりしたスープで500円とお手頃です。出来上がったままの優しい味と胡椒をかけて引き締まった味を楽しみました。本当にありがたいお手頃感です。キャベツから白菜に戻る日を楽しみしています。しばらくは無理でしょうか。
食べている間も次々とお客さんがやってきて、いつもの混みになりました。
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