元祖支那そば 信吉屋
新潟市の「元祖支那そば 信吉屋」です。
本町5番町、古くからの市場風なお店や新しいお洒落なお店が混在する人情横丁の建物の一角、東堀通寄りにあります。
今年も冷し中華が始まったようです。早速お邪魔しました。
お店が見える場所まで来ました。比較的空いている火曜日の午前11時30分過ぎ、お店の前には4人の列びが見えます。
お店は、間口が広くあまり奥行きのない造りで、奥に厨房、手前にカウンター席が8席だけの小さなお店です。昭和を感じさせる、懐かしい、レトロな雰囲気が好きなお店です。
ワンタンがなくなると中央の冷蔵庫に“ワンタン売り切れ”の貼紙が貼り出されます。今日はかなり早いつもりでしたが、お店に着いたタイミングでちょうど貼り出されました。
後から来たお客さんが4人列んだところで、おばさんが麺の量を聞き始めました。もう少しして1人列んだところで麺切れになりました。そそくさと赤い暖簾が外されました。
もうすぐ座れそうかなってところで注文を聞かれます。
メニューは、支那そば、チャーシュウメン、メンマラーメン、ワンタンメン、チャーシュウワンタンメン、ワンタンがあります。ワンタンメンが人気です。夏季限定で冷し中華があります。こちらもワンタンメン同様の人気です。麺の量は、普通、中盛、大盛があり、普段はお得感のある中盛にしています。予定通りの冷し中華(中盛)にしました。
お店に着いて15分、カウンター席の中央に座れました。
座るまでは待ちましたが、早めに出来上がってきました。
支那そばと同じ黒っぽい渋い器に盛られてきました。胡瓜の緑やレモンの黄色などトッピングの彩りが綺麗に映えます。不足気味な野菜たっぷりの健康的であっさりの麺です。
麺は、極細に近い細さで弱い縮れ。支那そばより硬めの仕上がり、シコシコした歯応えと切れの良さが楽しい麺です。
つゆは、魚介が香ばしく、酸味や塩味がバランス良いです。まろやかでちょっと懐かしい味です。途中でレモンを搾ると柑橘系の爽やかな酸味と香りが広がります。練り辛子を箸で取り、そのまま麺に、辛味をダイレクトに楽しみます。
トッピングは、弾力と歯応えが楽しいチャーシュー、胡瓜・ハム・鳴門の細切り、金糸玉子です。脇にある置いた搾った後のレモンからも柑橘の爽やかな香りが広がります。
冷しでは珍しい気持ち良い麺を、魚介風味とレモン爽やかな香りのつゆでいただきました。ボリュームもちょうど良く、バランスが取れたトッピングも魅力的です。中盛で950円。安くはありませんが、それ以上に楽しめました。
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