元祖支那そば 信吉屋
新潟市の「元祖支那そば 信吉屋」です。
本町5番町、古くからの市場風お店や新しいお洒落なお店が混在する人情横丁の建物の一角、東堀通寄りにあります。
久々に信吉屋の優しい味を楽しもうかとお邪魔しました。
午前11時30分過ぎに着きました。駐車場がないためコインパーキングを利用します。すぐ近くに空きがありました。
お店は、間口が広くあまり奥行きのない造りで、奥に厨房、手前にカウンター席が8席だけの小さなお店です。昭和を感じさせる、懐かしい、レトロな雰囲気が好きなお店です。
冬季は寒さを避けるためお店の中、カウンター席後ろに立って待つのですが、7割~8割程のお客さんと空いています。
ワンタンがなくなると厨房の中央にある冷蔵庫に貼り出される“ワンタン売り切れ”の貼紙ですが、今日はまだ貼り出されていません。時間が早かったこともあり大丈夫そうです。
メニューは、通年提供の支那そば、チャーシュウメン、メンマラーメン、ワンタンメン、チャーシュウワンタンメン、ワンタン、夏季提供の冷し中華となっています。ワンタンメンが人気で、夏季の冷し中華も人気です。麺の量は、普通、中盛、大盛があり、普段はお得感のある中盛を食べています。今年初、予定していたワンタンメン(中盛)にしました。
すぐ後からもう一人お客さんが来て、後客の分を含めてすぐに作り始めてもらえ、結構早めに出来上がってきました。
艶のある黒い器に澄んだスープ、品の良い仕上がりです。
麺は、細麺の弱い縮れ。ラーメンぽくない麦が優しい印象のシコシコした歯応えと適度なモチモチ感の楽しい麺です。
スープは、塩味のすまし汁のよう、透き通った綺麗な仕上がりです。昆布ダシの旨みと深い味わいの和風スープです。
トッピングは、脂身がなくて歯応えの楽しいチャーシュー、大きめの挽肉の団子を包んだトローッと軟らかなワンタン、メンマ、季節の野菜、鳴門、ねぎなどです。季節の野菜は、きぬさやなどのときもありますが、この時期は小松菜です。輪切りのねぎは、スープに香りと旨味を加えてくれます。
歯切れの良い麺とお吸い物かのようなスープ、もう和食の領域の麺料理です。溶ろけるような皮ワンタンは肉の旨みとボリュームを楽しめます。これで850円はお手頃です。
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